[のぞいてみよう阿波の昔 のバックアップ差分(No.1)] - レキシルとくしま

1: 2011-03-05 (土) 16:58:34 webmaster ソース
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 +RIGHT:&tag(郷土教育教材,発掘調査);
 +*発掘調査の概要 [#x877076b]
 +現代の発掘調査はどのように行われているのでしょうか。徳島県埋蔵文化財センターで行っている発掘調査を例に見てみましょう。
 +
 +**遺跡のあるところの見当をつける [#q32455f4]
 +***歩いて遺物を集める(分布調査) [#u5f8d644]
 +遺跡のあるところでは,農地を耕すなどの作業によって遺物が地表に出ていることがよくあります。数人のグループで農地などを歩いて遺物を探すことを分布調査といいます。
 +分布調査によって遺物が集中して見つかる辺りは遺跡である確率が高くなります。
 +***地形から考える(地図や航空写真の利用) [#z43733c8]
 +丘の形が不自然なところから古墳が見つかることがあります。人が住むのに適した地形というのもあります。ですから航空写真なども用いて詳しく地形の観察をすることで,遺跡の見当がつくことがあります。
 +***わかっている遺跡から考える(遺跡地図の作成と利用) [#g0be1716]
 + 既にわかっている遺跡の位置から,新たな遺跡の位置が想像できる場合があります。その地域に残る言い伝えやお年寄りの話ががヒントになることもあります。平成12年度から,県内のすべての遺跡を地図にくわしく表していく作業が始まっています。
 +**トレンチ(溝)を掘って調べる(試掘) [#idb76446]
 +遺跡かもしれないところは,いくつかの溝を掘って土の埋まり方を調べ,遺構や遺物を探して遺跡かどうかを調べます。
 +**本格的に掘って調べる(本掘) [#r7142bdf]
 +***上の方の土を取り除く(表土掘削) [#f1f0b314]
 +地表近くの遺物の含まれていない層を取り除きます。機械を使うことが多い作業です。
 +***遺物を含む層を掘る(包含層掘削) [#z4493e65]
 +遺物を含む層(遺物包含層)が出てくると,人の力でていねいに掘っていきます。
 +***人の住んでいた地面を表に出す(遺構面検出・精査) [#y86be024]
 +表面をきれいにして,生活した面(遺構面)が出てくると溝や穴など住居の跡を見つけて慎重に掘ります。掘るときには,その遺構や遺物がどのように埋まったのかを調べるために,まず半分掘ったり,十字に「あぜ」を残して掘ったりします。
 +***図面・写真に残す(実測・撮影) [#z6b4d339]
 +遺構面の写真を撮ったり,測量して図面に描いたりします。
 +**一般に説明する(現地説明会) [#g9fe1cbf]
 +調査してわかったことを地域の人々や県民に広く知ってもらい,祖先の歴史にふれてもらうために,説明会を開くことがあります。
 +**遺物を整理する [#b0986980]
 + 
 +***洗う(洗浄) [#b00c3d01]
 + 持ち帰った遺物についた土などを洗い落とします。
 +
 +***名前を書く(注記) [#ma70d4b2]
 + 一つ一つの遺物に出た遺跡,遺構,位置や日付け等を記号で書き込みます。
 + 
 +***もとの形にする(復元) [#f9be0713]
 + こわれてかけらになったものをくっつけて,もとの形にします。
 +
 +***図面に描く(実測) [#a6f4e4e1]
 +遺物の形や大きさを調べて図面に描きます。写真も撮ります。
 +
 +*** 報告書を作る [#s74232a3]
 + 遺構や遺物の実測図面や写真を使いながら,遺跡についての記録をまとめて説明する本(報告書)をつくります。
 +
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