徳島県海部郡美波町由岐田井
田井遺跡は海水浴場として知られる田井ノ浜の北西約300mにある標高約20mの小山のすその微高地上にある。2001年(平成13年)に道路建設に伴って発掘調査により、縄文時代前期末〜中期(約5,000〜4,000年前)にかけての、主に石器を製作した跡とみられる遺構が発見されている。
出土した遺物として土器・石器類が多いが、なかでも注目されるのは様々な石を材料とした石器の道具やアクセサリー類である。石鏃にはサヌカイトやチャート、石斧には結晶片岩、けつ状耳飾には滑石や蛇紋岩というように、それぞれの道具に適した石を選んで製作していたことが分かっている。
縄文人が、海を通じて広く交流をしていた様子が各種の遺物から分かる。
田井ノ浜のすぐ側にある田井遺跡
田井遺跡で出土したけつ状耳飾
問い合わせ先 徳島県立埋蔵文化財総合センター