1979年(昭和54年)、個人住宅建設中に偶然発見された。地表面から30cmの深さで備前焼の系統の大甕が見つかり、その中から81種・7万88枚、県内最多の古銭が発見された。銭は甕の底部10cmほどがひもでまとめられ、その他はバラバラの状態で入れられていた。
銭のほとんどは、中国から輸入されたもの。その中で最古のものは紀元14年につくられた「貨泉(かせん)」であり、最新のものが1310年につくられた元の「至大通宝」であった。納めていた陶器の甕の年代から、14世紀中頃から後半に埋納されたものと考えられている。この中には皇朝十二銭や私鋳銭などが混じっており、当時近辺で流通していた銭を埋めたものでないかと考えられる。