徳島県徳島市庄町
国道192号線の南、県立中央病院や徳島大学医学部付属病院などが建ち並ぶ地域に存在する遺跡である。縄文時代後期から近世まで連綿と続く、県下を代表する集落遺跡である。遺跡規模は、東西1km、南北400mと推定される。
多くの発掘調査が実施され、弥生時代の各時期の遺構が見つかっている。最も注目される遺構は、弥生時代前期に集落を巡っていた環濠である。環濠は集落と集落外と区画するために掘られたもので、防御や排水などの機能をもつ。
また、豊富な遺物の中でも、木製品の出土が注目される。本来、木製品は土中で分解して完全に無くなることが多い。しかし、環濠など水の豊富な土壌や遺構から幸運にも発見されている。弥生時代のものでは農工具や容器・お祭りのためのものが出土している。
弥生時代の遺構・遺物は、環濠や木製品以外でも膨大な量であり、その内容も非常に豊富である。弥生時代においては、県下最大級の集落遺跡と言えよう。
徳島県埋蔵文化財センター調査報告書第16集「庄遺跡1」1997年
徳島県埋蔵文化財センター調査報告書第21集「庄遺跡2」1998年
徳島県埋蔵文化財センター調査報告書第24集「庄遺跡3」1999年
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